新入社員研修で敬語を教える弊社ですが
私が敬語を使うようになったのは大学1年生からです。
嘘のような話に思えるかもしれませんが、本当に私は大学1年生まで敬語を使っていませんでした。
九州大学の体育会競技スキー部に入部した私は
大学院1年生の大先輩にタメ口で話をしていました。
この先輩はキャプテンを務め国体にも出場するような部を代表する素晴らしい選手です。
そのような大先輩にタメ口で話している私を見て、周りの先輩はかなり冷や冷やし
私は多くの先輩に叱られました。
全く悪気はなく、高校まで学校の先生や部活の先輩にもずっとタメ口だったので
自分が敬語を使っていないことに初めて気付き、本当に驚いたことを覚えています。
嘘だろう!と思うかもしれませんが、本当の話です。
その後、敬語を使うようになり
大学3年生ではキャプテンも務め、一所懸命に部活動に打ち込み
タメ口で話した大先輩とも仲良くさせていただきました。
今では笑い話のネタです。
若い頃の失敗は、その後の対応次第で全く未来が変わってくると思います。
私達のような上の世代は、若い人達のちょっとした失敗や失礼は
寛容な態度で受け入れてあげることが大切であると思います。