今日の日経新聞朝刊で
富士通が「一芸入社」制度を新設すると紹介されていました。
通常とは別枠で、過去に特定の領域で高い実績をあげた学生を募るとのこと。
一芸領域は「起業経験」「部活動で日本一」「数学オリンピックで入賞」などを想定。
「後発の通信機メーカーだった時代に比べ、とんがった面白い人材が減った」という。
この制度自体は大変素晴らしく、ぜひ面白い人材を採用して欲しいと思います。
がしかし、果たして、うまくいくのか疑問を感じる部分もあります。
一芸に秀でた人材は、やはり普通の人とは異なると思います。
そのような普通ではない人材を受け入れ、活かせるかどうかが重要です。
出る杭を打つような組織では(決して富士通がそうだと言っているわけではありません)
そのような人材は全く活かされず、いずれ辞めてしまうでしょう。
大きな組織になると各々の社員は「出る杭を打っている」意識はなくとも
客観的に見れば「打ちまくっている」ような実態があります。
「とんがった」人材はいつの時代も、どの組織にもいると思います。
それをとんがらせたまま活かせるか、丸めてしまうかは会社次第だと感じます。