経営とカーナビ

 

妻が友人の結婚式に参列するため、今日から別府の杉乃井ホテルに来ています。

朝、福岡から移動したのですが

太宰府インター付近で事故渋滞に巻き込まれました。

 

都市高速が渋滞し、なかなか太宰府インターに辿り着けず

また九州道に入ってからも、どれだけ渋滞が続くか分からなかったので

都市高速を降りて、一般道で小郡インターまで行く判断をしました。

結果的には、その判断がうまく当たり、かなりスムーズに別府まで行くことができました。

 

渋滞中にも、ついつい経営のことを考えてしまいますが

「あなたの会社にはカーナビが付いていますか?」という表現がされます。

行った事がない場所(あるいは行き方を覚えていない場所)へ車で行く時

カーナビを使って目的地を設定します。

そうすると、現在地、目的地、そして行き方が明確になります。

 

ところが、今日のように突発的な事故渋滞などに見舞われると

カーナビの言う通りにしていては、到着がものすごく遅くなることがあり

最悪の場合、予定時刻に目的地に到着できないという事態もあり得ます。

 

ですから、インターネットを使って最新の事故状況を確認し

あとは自分の判断で、カーナビ通りに行くか、あるいはルートを急遽変更するかを判断しなければなりません。

 

 

経営もまさにそうだと思います。

経営計画として「現在地」、「目的地」、「行き方」が明確になっていても

例えばリーマンショックのように、予期せぬことが起こり得ます。

その際、最適な判断を瞬時にしなければなりません。

 

経営計画書を作成し、それに則って活動を行うだけでは不十分であることを

今日の渋滞を経験して、私は強く感じました。

 

そして、最も大切なのは

今日のように、時間にゆとりをもって出発したのと同じように

何があっても大丈夫なように、資源(人・物・金)にゆとりをもっておくことだと思います。