大河ドラマで考える顧客満足度

昨年の大河ドラマは「龍馬伝」。
今年は「江」。
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んで以来
竜馬のファンになった私は
「龍馬伝」にかなり期待していたのですが
残念ながら正直あまり面白いとは思えませんでした。
一方、「江」はそもそも見るかどうかも迷っていましたが
とりあえず初回だけ見て判断しようと思ったら
意外にも面白く、毎回見ています。
なぜ、こうも感じ方が違うのか?と考えてみましたが
いくつか要因がありそうです。
1.期待度
「龍馬伝」は最初からかなり期待していた分、ハードルが高くなり
「江」は全く期待していなかった分、面白いと感じたのかもしれません。
2.事前情報
「竜馬がゆく」を3回読んでいる私は
竜馬の動きや幕末のことをけっこう詳しく知っています。
そうなると
「この場面は取り上げて欲しい」といった細かい要望が出てきてしまい
その場面がないと非常に残念に感じるわけです。
一方、「江」が描かれている時代について
私はほとんど知識がありません。
ですから、「へ~、そうなんだ~」と毎回思っています。
3.スピード感
「龍馬伝」は話の展開が遅いと感じましたが
「江」は初回からすごいスピードで話が進んでいました。
このテンポの良さが面白さをより感じさせているのかもしれません。
まあ、一個人としての意見ですから
私とは全く正反対の考えの方も多くいらっしゃると思います。
上記3つの要素は
サービス業の顧客満足度を考える上で大変参考になるのではないかと思います。