今日は自戒を込めて。
創業9年目の私が偉そうに言える話ではありませんが
私自身の経験、そして消えていった経営者の傾向から感じたことがあります。
10年生き残る起業家は5%。
とても少ない割合であり、企業を存続させることは極めて難しいことが分かります。
色々と理由はありますが
経営者が失敗する理由の一つは
「誰も間違いを指摘してくれない」からだと思います。
先輩経営者からすれば
これは失敗するだろうな~と思うようなことでもハッキリと言ってくれないことが多いと思います。
なぜ言ってくれないのか?
一つには、自分であれば失敗すると思うが、その本人の経験や能力であれば
成功する可能性もゼロではないと思うから。
二つ目は、言ってもきっと受け入れないであろうと感じるから。
起業家は私を含め頑固で強い意思を持っている人が多いです。
そうでないと起業ができないからなのですが
どうせ受け入れられないのなら
相手との関係性を考えると、わざわざ嫌われるようなことは言いたくないものです。
私は本音で話し合える経営者仲間には気付いたことを伝えるようにしています。
逆に私にもそうして欲しいからです。
一方、それほど関係性が深くない経営者に対しては
それとなく伝えるのですが
かなり柔らかく表現していますので気付いてもらえないことの方が多いです。
一般の社員さんであれば上司や経営者から「間違っている!」と言ってもらえるので
素直な人であれば改善できるのですが
経営者は周りから「間違っている!」と言われることが少ないため
ただでさえ難しい経営が余計に難しくなっているのだと思います。
経営を成功させる要素はたくさんあると思いますが
その一つが「本音で伝えてくれる存在」を大切にすることだと感じます。
私自身まだまだなので、意識していきたいと思います。