ベンチャー・中小企業で新卒採用をしている会社はまだまだ少ないのが現状です。
限られた経営資源で戦う必要がある中小企業にとっては、
即戦略が欲しく、また新入社員を教育している余裕がないというのが理由です。
求人サイト「フクベンナビ」の運営と自社採用を経験して、
中小企業も新卒採用と中途採用をバランスよく行っていくことが重要だと感じています。
中途の難しさは、本当に即戦略になれるのか?ということです。
資格が必要な税理士などであれば求めるスキルを客観的に評価できるのですが、
そうでない場合、中途人材の能力を判断するのはすごく難しいと思います。
それに“即”戦力になれるケースは稀かもしれません。
コンサル会社時代、社員の9割以上が中途入社の社員でしたが、
入社1年目から即戦力で活躍していた人はほとんどいなかったと思います。
最低限のスキルは持っているとしても、
新しい会社では、まずその会社の商品・サービスをしっかりと理解し、
既存社員との人間関係づくりなども必要となってきます。
そうすると結局1~2年はかかってしまいます。
新卒でも潜在能力が高くやる気のある人であれば、
1~2年で会社の中心的な役割になれる人もいます。
であれば、中途にこだわる必要はないのではと思います。
もっと早くから新卒採用を開始していれば良かったと
あるベンチャー経営者も言っていました。
弊社もなるべく早い段階で新卒採用を実現したいと思っています。