昔、銀行や投資ファンドで金融業務を行っていた頃、様々な会社の「どんぶり勘定」を見てきました。
「どんぶり勘定」とは
どれだけ売れて、どれだけ費用がかかっているかをしっかりと把握せずに経営をしていることです。
私は金融・コンサルティング業界出身であり
また会社がまだ小さいということもあり、かなり細かい支出についても頭に入っています。
かなり小さな買い物でもそれなりに慎重に考えます。
「どんぶり勘定」の行末を嫌というほど知っているからです。
様々な経営スタイルがあるので全てに当てはまるわけではありませんが
売上をどんどん拡大していける社長でも
資金繰を詳細に把握できない人はやはり最終的には苦戦しているように思います。
「どんぶり勘定」はお金だけでなく人材についても同じことが言えると思います。
どんな人が自社にいて、どういう活動をして、どのぐらい自社に貢献してくれているのか?
どんな人が自社に足りないから、どんな人をどのぐらいの給料で採用するのか?
入社後の活かし方を充分に検討せず感覚だけで採用をしてしまうのは
働く人にとっても会社にとっても良くないと考えます。
時には大胆な意思決定が必要だと思いますが「どんぶり勘定」は絶対にしてはダメ。
このことを肝に銘じて経営をしていきたいと思います。