最近読んだ本のご紹介です。
「一瞬で!心をつかむ 売れるキャッチコピーの法則」(著者:田村 仁、発行:株式会社秀和システム)
本屋でこの本が目に入り、題名を見た瞬間、一瞬で心をつかまれました
著者は花王株式会社でコピーライティングをしていた方です。
新聞や電車の中吊りなど、いたるところで広告キャッチコピーを見かけます。
しかし、質の高いキャッチコピーがいかに少ないかが、この本を読んでよくわかりました。
良いキャッチコピーは、その商品を買うと、
どんな「いいこと」があるかを、
できるだけ平易な言葉で、
魅力的に、
一瞬で理解できるように、表現しています。
次のキャッチコピーを見てください。
「その住まい、志、あり」(マンションのキャッチコピーです)
このキャッチコピーからは、
そのマンションを購入すると、どんないいことがあるのか分かりませんし、
そもそもここで言う「志」って何だ?という感じで意味不明ですよね。
次は、花王の大ヒット商品「洗剤アタック」のキャッチコピーです。
「スプーン1杯で驚きの白さに」
アタックが販売されるまでは、衣料用洗剤と言えば、自転車のカゴに2つも入れたら他の荷物を入れる余地がないほど大きなものだったそうです。
また、「洗っても洗っても残ってしまう黒ずみや黄ばみ汚れ」を落とす画期的な技術を取り入れました。
その商品の魅力を的確に表現したのが、上記のキャッチコピーです。
このキャッチコピーであれば、見た瞬間、使ってみたいと思ってしまいますよね。
身近にあるキャッチコピーをぜひ注意深く見てください。
良いキャッチコピーもありますが、ひどいキャッチコピーもけっこうあります。
電車やバスでの暇つぶしにおススメです。